そうだ、Chromebookのメリットとデメリットを挙げて比較しよう。
こんにちは
過去記事の貼付などでサムネイルになった時に、いつもの何でもない一言しか映ってないので、最初はこの記事で何をやるか書けばいいと気付いたITeacherです。
今更過ぎる。でもこの記事から変えていきます。あ、過去記事も手直しします。過去記事もやるのか・・・手間だなぁ・・・。
気を取り直して、今日はChromebookを教育機関で導入する際のメリットとデメリットを挙げていこうと思います。
いつも通りですが、お題目的な概念的な大仰なパンフレットに書いてありそうな内容ではなく、実用的な側面から見た話を書いていきます。
今日の目次です。
初めて大見出し活用してみました。
想定環境条件
ここからの話は
- Chromebookを全校導入(生徒1人につき1台)導入する
- Classroomを活用した授業を全校で行う
といった想定で話を書いていきます。
メリット
Classroomへ1クリックでアクセス
1クリックですぐClassroomへアクセスできます。
Chrome OSでは、管理者がシェルフに並ぶアイコンの設定ができます。
シェルフとはデスクトップの下部か左右に表示できるアイコンを並べられるところです。
管理者は、ドメイン内のユーザーのシェルフに指定したアプリを表示させる設定が出来ます。
ブラウザを立ち上げて、お気に入りの中のClassroomを選択して・・・という手間が、シェルフにClassroom、G Suite(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)を表示させることで1クリックでアクセスできるようになり非常に便利です。
(説明が簡単になることは、生徒が理解が早くなる点と、生徒に指示する教員の理解が早くなる点どちらに関しても魅力的です。)
管理コンソールでの管理
管理者は管理コンソールというアプリから細かい設定が決められ、それをドメイン内の端末全てに一括で流すことが出来ます。
つまり、学校管理者側で設定した設定が生徒の端末全てに反映できます。
校内のWi-fiの設定も流し込めるため起動してすぐWi-fiに繋がった状態に。
事前に使用するアプリケーションがわかっていればインストールさせておくこともできます。
(使用禁止アプリケーションの設定もできます)
ウィルス対策
前述のアプリケーションなど、ChromeOSの追加機能は全てGoogle Chrome上のアドオンのような扱いになります。
そして基本のところはGoogle Chromeがベースになっています。
きちんと分けて管理されているためウィルスなどを考慮しなくて良い設計になっています。
ウィルス対策ソフトをインストールしたり年度更新で管理したり、といった作業が必要なくなります。
デメリット
通信設定
あくまでもインターネット上で動作させるのが基本の端末です。
校内Wi-fiなどの設備が整っていないと使用が難しいです。
また、生徒各家庭でのWi-fiの有無で家庭での使用が変わってきます。
一応、端末内にダウンロードすることでオフラインでも閲覧可能なため、やろうと思えば家庭学習できますがそこまで熱心な人は家にWi-fiの設備を整えた方が効率が良いでしょう。
G Suiteメイン
Classroomと相性が良いのはG Suiteのファイルです。
よくも悪くもG Suiteを活用する事がメインになってきます。
つまり、生徒はほとんどMS Officeを使わなくなります。
MS Officeは多彩なオプションによる細かいファイル作成が可能です。
G Suiteは簡潔に出来ている分細かい設定をしたファイルの作成が苦手です。
例えば、プレゼンテーションを作る際のフォントはGoogleスライドでは数種類に絞られています。
(どうせ全部は使わないから困らないけど)
例えば、ドキュメントは縦書き設定ができません。これは国語科の授業で困るようです。
(ノートとかに使うだけなら横書きすればいいじゃんって思うけど)
ポジティブにとらえると、機能が絞られている分説明が簡潔になり操作性が上がります。
MS Officeが使われなくなると困るのは実は教員です。
ほとんどの教員が授業の資料は自分のオリジナルのものを作成していると思います。教科書の補助教材としてデータが配られていることもあると思います。
こういったファイルたちはほとんどOfficeのファイルなので、そのまま流用というのが難しいです。
「見れれば良い、使えれば良い」であれば問題ありませんが、完璧を目指すなら一回変換して修正して・・・という作業をしなくてはなりません。
この作業工程は後日記事にまとめようと思います。
まとめ
紹介できなかったところにもメリットもデメリットもあると思いますが挙げられるところを挙げてみました。
参考にしていただけたらと思います。