Classroomでクラスを作る際にどういう風に分けると便利ですよ。というのを紹介する回。
こんにちは
期末と関係ない業務で疲労がたまってしまったITeacherです。困ったなぁ~~~。
今回はクラスルームでクラスを作成する時にこんなことに気を付けると良いですよ。というのを紹介していきます。
今日の目次です。
はじめに
○年○組のことを表す「クラス」と、クラスルームの1つの単位の「クラス」が混ざって分かりにくいためこの記事では「組」と「クラスルーム」で呼び分けます。
○年○組のクラス →組
Classroomのクラス →クラスルーム
で表記していきます。
クラスの分け方の結論
Classroomでクラスルームを作る際に「同じ科目だし全組まとめてクラスルーム作った方が楽かも」なんて思うかもしれません。
ですが、オススメするのは授業1組につき1クラスルームです。
例えば、情報の授業が学年全体で10組あったとします。
パターンA
○学年の情報 というクラスルームを1つ作り10組分の生徒を登録する。
パターンB
○学年○組の情報 というクラスルームを10個作りそれぞれにそれぞれの組の生徒を登録する。
オススメはパターンBです。
何故なのか?の理由を具体的に説明します。
それぞれのパターンでどのようなことが起こるのか、見ていきましょう。
授業資料の配布
授業ごとに資料を配布する状況を考えます。
例えば、C組は4回しか授業をしていないが、A組は6回目の授業が終わっている。という状況です。
パターンA
一番進んでいるA組のところまで資料が配布されています。
ですが、クラスルームは共通なのでA組もC組も6回目の資料まで見る事が出来ます。
つまり、学校行事によって組ごとの授業の進度が変わった時に、生徒も教員も「あれ?どこまでやったっけ?」という事が起こり得ます。
パターンB
各組ごとのクラスルームのため、どこまで授業をやったかが間違いなくわかります。
A組は6回の授業まで、C組は4回の授業まで資料が見られ、混乱することはありません。
成績処理
Classroomの成績処理はクラスルームごとにスプレッドシートに一気に書き出すことができます。
そこで成績を処理する事ができるため成績処理が楽になることがメリットです。
そんな成績処理ですが、2つのパターンではどうなるでしょうか。
パターンA
全組の生徒が一覧になって出てきます。
また、名前順になっていますが日本語には対応していないため(一応文字コードで見て順番に並べている?)全組の生徒がランダムな順番で一覧になった表が出てきます。
番号を付けてソートするにせよ、1人1人生徒の名前を見て組番号を入力してソートです。
とても手間がかかります。
パターンB
順番はバラバラですが、少なくとも同じ組の生徒が一覧になって出てきます。
クラスルームごとに成績処理のスプレッドシートを処理する必要がありますが大した手間ではないでしょう。
むしろ、特定の課題をA組は実施しているが、C組は実施しない。などの対応を考えるとやはりこちらのパターンが良いと思われます。
というわけでオススメは圧倒的パターンBです。
授業1つに1クラスルーム、これが合言葉です。
クラスを作成
ではここからは実際にクラスを作成する際に気を付ける事を紹介します。
いつかの記事で使用したクラス作成例です。
各項目の説明の下に、クラスルームで見た時の表示を載せておきますので参考にしてください。
クラス名
クラス名は一番大きな文字で一番よくみる箇所です。
授業科目名を記入することをオススメします。
セクション
セクションはクラスルーム上で常にクラス名とセットで少し小さい文字で表示されます。
教員側の発想→同じ授業が複数組で展開→何年何組と記述
生徒側の発想→習熟度別などクラスが分かれる場合がある→教員名を記述
というわけで ○年○組(担当:○○) といった記述が良いでしょう。
科目
(実は今のところココに入力しても何も起こりません)
一応教科を記入しておくといつか役立つかもしれません。
役に立たないかもしれません。
Classroom上、クラス選択画面の表示。
Classroom上メインの画面となるストリーム画面の表示。
まとめ
今日はクラスを作る際の気を付けるポイントを紹介しました。
授業1つに1クラスルーム、よろしくお願いします。